この記事の内容は、初心者向けです。
個人でECCUBEでECサイトを使っていて、受注データや会員情報を管理画面の見た目上とりあえず消したい時に参考にされてください。
私自身、検索しても良い方法が見つからずにかなり困りました。
エンジニアさんとかならすぐに解決できる案件なのでしょうが‥。
EC-CUBE4の管理画面からは、受注データ(注文履歴)と会員情報が削除できずに、データが残ってしまいます。
受注データについては、注文取消しにしても、注文取消しと言う記録が更新されるだけで、データは残り続けます。
会員情報についても、退会処理はできるものの、やはりデータは残ります。
さらに、テスト購入した内容が売上状況に反映されてしまい、データの混乱を招きます。
データが簡単に消えないことにより過去の情報を確認できるため、メリットもあるかと思いますが‥サイト稼働前のテストデータは確実に不要。
管理画面からデータを消せないと言うことで、データベースをいじります。
作業内容は、サーバー管理画面のMySQL設定画面でユーザーIDとパスワードを確認し、phpmyadmin(MySQL)にログインして、不要なデータの項目(テーブル)を「空にする」です。
※今からご紹介する『受注データおよび会員データを消す方法』は、やるならバックアップをとり、自己責任でお願い致します。
サーバーがエックスサーバーの場合の画面で解説します。
①エックスサーバーのサーバーパネルにログインする
②データベースの『MySQL設定』を開く
③『MySQLユーザー一覧』のタブを選び、EC-CUBEで使っているデータベースのMySQLユーザー名の『パスワード変更』ボタンを押す
④下記の画面が出てくる
⑤MySQLユーザーIDをメモる
⑥データベースのパスワードを忘れてしまっている場合は、ここで再設定する
⑦再び最初のサーバーパネル画面に戻り、データベースの『phpmyadmin(MySQL)』を開く
⑧データベースのログイン画面が出てくるので、先ほどMySQL設定で確認(メモ)したユーザー名(MySQLユーザーID)とパスワードを入力して、ログインする
⑨phpmyadmin画面の左サイドバーのユーザー名をクリックする
⑩下記のような画面が出てくる
※ここから、不要なデータを空にする作業を行いますが、誤って削除するとEC-CUBEが機能しなくなるので、細心の注意を払います。
■受注データおよび会員データを消したい場合にいじるテーブル
①dtb_order_item(注文商品)
②dtb_mail_history(メール情報)
③dtb_shipping(運送)
④dtb_order(注文)
⑤dtb_customer_favorite_product(お気に入り商品)
⑥dtb_cart_item(カート内商品)
⑦dtb_cart(カート)
⑧dtb_customer(顧客情報)
上記のテーブルを順番に『空にする』作業をしていきます。
関連づけられているデータを空にしてからでないと、エラーが出るので、空にしていく順番が重要になってきます。
※削除ではなく、必ず『空にする』にしてください!!
※削除にするとテーブル自体が消えてしまい、EC-CUBEで不具合が生じます。
空にし終わったら、EC-CUBEの管理画面に行き、受注データおよび会員データが画面上に表示されなくなったかを確認して終了です。